日本国におけるスポーツとしての射撃は、日本初の射撃団体と言える「東京共同射的會社」が明治15年に設立されたことによって始まりとされております。
その後、大正13年に第1回関東学生射撃大会が開催され、これを契機に学生射撃聯盟が結成され、今日の社団法人日本ライフル射撃協会・スポーツ射撃の礎が築かれて行きました。
(社団法人日本ライフル射撃協会史が詳しい)
かつて文京区には「小石川トンネル射撃場」や「小石川エア・ライフル射撃場(後の後楽園射撃道場)」がありました。また「東京共同射的會社」は本郷(弥生二丁目辺り)にあった射撃場をもとに設立されました。
日本のライフル射撃スポーツの歴史や戦後の復興は、この文京区より始まったといっても過言ではありません。
日本のライフル射撃スポーツ界にとって文京区はとても由緒ある地といえるでしょう。
古きを温め、新しきを知る。
過去の経緯を踏まえることで、知恵を得ることができます。
先人達の努力を敬い尊び、過ちを繰り返さず、発展を促進させることができるでしょう。
未来に想いを馳せる者は、過去にもちゃんと目を向ける必要があると考えています。
内容の薄い部分もあるかとは思いますが、この項目がその一助となりますよう、祈念するものであります。